心と思考 〜 四十にして惑わず 喜びをもって生きる 〜

中年サラリーマン技術者の心の学びの記録

【Vol.5】自己受容の意識がもたらす好循環

 

前回の記事で、

自分を生きるために『ありのままの自分を受容した上で、しっかり基礎(価値観、信念)を作り、目指す方向(志)に意識を向けていくことが重要』

と書きました。

 

今回の記事は、ここで最も基本的な部分、自分を受容するということについて書いてみます。

 

私もそうですが、自己受容が出来ていない人はかなり多いと思います。

 

例えば、

『目標を達成できなかった。自分に努力が足りなかったからだ!』

『また休みの日をダラダラと無駄に過ごしてしまった。自分はなんて意思が弱いんだ。』

などと、いつも自分を責める

特に成果が求められるビジネスマン(ウーマン)はこういう傾向が多いのではないでしょうか。

 

でも実は、

『それなりのアウトプットはしているのに、高すぎる目標を設定して挫折感を味わっているだけ』

だったり、

『キャパオーバーの毎日に身も心も疲弊し、休日に行動する気力が無くなってしまっているだけ』

で、客観的に見ると自分を責めるようなことではなかったりすることも多いと思います。

 

ちなみに、自己受容度が低いと、自分の精神衛生に悪影響を与えるだけでなく、他者に対する受容度も低くなります

これは、自分に対して許せない部分を他人にも投影して見てしまうからなのだと思います。

良いところもあるのに、悪いところばかりに目がいってしまい、イライラする

周りの空気も悪くなる。

 

特に子供達に対して、子供達のあるがままを受容せず、こう在るべきという理想を押し付け、頭ごなしに叱る、否定するということをやってきてしまいました。

 

そして、また怒りすぎてしまったと後悔、自己嫌悪に陥る。

 

完全に悪循環です。

 

これは私自身の経験であり、心の学びを始めて得られた大きな気付きでした。

 

当然、子供達からの目は

『パパ怖い』

『パパ嫌い』

 

ですよね。

 

この『パパ怖い現象』は会社の中でも同じことが起こり得ます。

他者を受容出来ない組織、特にリーダーがその傾向にあると、怒られないために行動するマインドが蔓延します。

 

これを放っておけば、自分も、周りも、そして子供達も、『やりたい』よりも『やらなきゃ』が原動力の、『自分生きていない人間』に仕上がっていくことでしょう

 

くわばらくわばら。

 

 

ということで、何よりもまずは自己受容です。

 

これは本当に御利益があります。

 

自己受容ができてくると、自然と他者受容もできてきて、好循環が生まれます

 

実際、我が家での子供たちの表情も明るくなりました。

 

子供達の、家族の中での好きランキングも

 1位 ママ

 2位 姉(妹)

 3位 犬

 4位 パパ

だったのが、今では2位に浮上しました。笑

家庭でのストレスが激減し、だいぶ心が楽になったと感じています。

これは妻も子供達も感じていると思います。

 

 

というわけで、自分を生きるためにはまず自己受容がベースにないといけません

 

ただ、自己否定癖がこべりついていると、なかなか自己受容ってうまくできないんですよね。

 

私もある程度できるようになるまで結構時間がかかりましたが、これはもう、思い込み(意識)の力による荒治療とその習慣化だと思います。

 

そのあたりのコツを次の記事で書いてみようと思います。