心と思考 〜 四十にして惑わず 喜びをもって生きる 〜

中年サラリーマン技術者の心の学びの記録

【Vol.4】自分という人間を知る

 

前回の記事で、

『自分を生きるためには、自分自身を知り、意識の持ち方、意識の方向性を変えていくことが重要』

という話をしましたので、この辺りをもう少し掘り下げてみます。

 

自分という人間を知ること。

性格的なこともそうですが、ここでは『自分が何を大切にしているか』や『ありのままの自分』の部分、

つまり、自分の中の絶対的な軸、価値観に焦点を当てます。

セミナーでは『コア』とか『ニュートラル』と呼んでいます)

 

自分のコア、ニュートラルを知り、これを持って、自分が生きたい方向に意識を持っていくことが重要です。

 

そうは言っても、自分のそれがどこにあるのかをどうやって把握するのでしょう。

 

あなたの軸は何?と言われても、普段意識していないとすぐに答えられないし、ちょっと考えてみても意外と出てこないんですよね。

 

コア、ニュートラルが何かは人それぞれ違うので、ここではそれそのものには触れませんが、これを持つ上で大事なポイントは、

物事の二面性、表と裏、陰と陽を受け止めることであり、

どちらか片方を排除しては中心の位置を見失ってしまう、ということです。

 

例えば、ポジティブな部分ばかりを追いかけて、『こうあるべきだ』と、そこに自分のコアを無理やり持ってこようとしても、すぐに崩れてしまう。

これは以前の私にも経験があることで、

背伸びして崇高な志を掲げても、それを貫き通すことができず、途中で挫折してしまうことがよくありました。

本来の自分を見ずに、真ん中に軸が通っていないから自分がブレちゃうんですよね。

まさに砂上の楼閣ってやつです。

(これをやっちゃうとできなかった自分に自信失くしちゃうので注意!)

 

自分を生きる上での信念、志を高く持つことは当然良いことですが、自分の中のポジティブとネガティブにちゃんと目を向けて、ありのままの自分を受容した上で、しっかり基礎(価値観、信念)を作り、目指す方向(志)に意識を向けていくことが重要なんですね。

 

なるほど~?

 

なんだかまだ抽象的で、分かったような分からんような感じですね。

特に、ありのままの自分って、結局どうやって見つけるのかと。

多分明確な答えは無いですが、これについてはまたいつか別の記事で纏めてみようと思います。

【Vol.3】自分を生きる

 

心の学びのセミナー受講を決めた当初は、とにかく精神的な負のスパイラル状態をなんとかしなければという思いを抱いていましたが、なぜそのような状態に陥ってしまっていたのかあまりよく分かっていませんでした。

 

セミナーの第1回目で、負のスパイラル状態に陥っているのは『自分を生きていない』ことが原因だということを指摘されました。

 

うーむ

 

自分を生きていない?

 

どゆこと?

 

 

どうやら自分で自分の心の声が聴けない、自分の心と繋がることができていない状態。

 

自分を生きるためには、まず自分が何者かを知る必要があるようです。

 

ここで、3つのテストを行いました。

 

① 自己受容度チェック

『いつも自分のせいだと思ってしまう』『つい自分にダメ出ししてしまう』などの10の質問に答えていきます。

私は全てYES(自己否定)の結果。

もともと自己肯定感は低いとの認識はありましたが、他の受講者と比較しても圧倒的に多く、いかに自己受容できていないかを認識しました。

 

3分間で自分の好きなところ挙げる(目標20個以上)

これは7個しか挙げられませんでした。

真面目、責任感がある、仕事での信頼が厚い等、全て他人のニーズ目線であり、意識の方向が自分の好きなところに向いていないと指摘されてしまいました。

まさにその通りと痛感。他人と比較すること、他者からの評価を重視する思考の癖がこべり付いているのを思い知ってショックでした。まさに自分を生きていない証拠ですね。

 

3分間で自分を一瞬で幸せにするものを挙げる(目標10個以上)

→12個挙げられました。

他人との相対比較を考える必要がなく、純粋に好きなものを挙げれば良いという点で②よりも挙げやすかったのですが、書き出した内容が、『釣りをする』とか『キャンプに行く』などで、具体性に欠けていて全然情景が浮かんでこないとの指摘。

確かに、小学生でももっとまともな表現ができますな。

要は、自分の好きなものがちゃんと言語化できていないということです。

言語化できてないということは、深く理解できていないということですね。

 

 

このテストをやってみて、私の場合は、ありのままの自分を受容できておらず、『やらなくては』『こうであらねば』という思考癖により、『やりたい』『こうありたい』という気持ちに蓋をしてしまって、本当の自分が分からなくなっている状態だということに気づきました。

喜びや楽しみといったプラスの感情もそうですが、怒りや悲しみといったマイナスの感情についても必要以上に抑制してしまい、自己表現ができないんですね。

 

 

まずは『自分を生きていない』ことへの気づきを得ました。

自分を生きるためには、自分自身を知り、意識の持ち方、意識の方向性を変えていくことが重要になってきます。

 

次はそのあたりをまとめていきたいと思います。

【Vol.2】人生を楽しむ覚悟 その2

 

【Vol.1】の続きです。

心の学びを始めて、負の思考パターンの根本に気付き、人生を楽しむ覚悟をしたわけですが、

ところで、覚悟って何でしょう?

どうやって持ったら良いのでしょう?

『覚悟』を辞書で引いてみると、こういうことらしいです。

 

①〔仏〕迷いを去り、道理をさとること。

②知ること。

③記憶すること。暗誦すること。

④心に待ち設けること。心がまえ。「苦しいのは―の上だ」

⑤あきらめること。観念すること。狂言、武悪「とてものがれぬところじや。―せい」

広辞苑より抜粋)

 

 

ははぁ。

一般的には④⑤の『心構え、あきらめ』の意味で使うことが多い気がしますが、今回決めた覚悟の意味としては①の『迷いを去り、道理をさとる』がしっくりきます。

もともと仏教用語なんですね。

 

自己否定を繰り返すネガティブ思考で人生楽しめるはずが無いというのは、よく考えなくても当たり前のことで、それを変えるということに迷う必要はないですね。

簡単な道理です。

 

こんな簡単なことなのに、気付くのにえらい時間がかかりましたが、明るい未来を想像し、そのために進んでいくことへの迷いを去れば、ちょっと肩の力も抜ける気がします。

 

迷う必要のないことに迷って、堂々巡りの思考に陥り、人生を楽しむための一歩を踏み出せないのは勿体ないですからね!

 

悟りが開けたところで、Vol.3以降からは私がセミナーでどんなことを学んで、どのように考え、行動し、変化して行ったかを記事に残していきたいと思います。

 

 

【Vol.1】人生を楽しむ覚悟 その1

 

さて、開設して1つめのブログ記事は、自分自身を変える覚悟について書こうと思います。

 

【Vol.0】の記事でも書いたように、以前の私の精神状態として、

 

うまくいかない自分に対して自己否定を繰り返すことで、失敗することや周囲の目に怯え、いつの間にか、『やりたい』よりも『やらなければ』の原動力に心を支配され、ワクワクや喜びといった前向きな感情が無くなり、精神的に負のスパイラルに陥っている

 

という状況でした。

 

心の学びを始めて、まず自分自身を振り返ることでこの様な負のスパイラル状態に改めて気付き、面と向かって対峙するきっかけを得たわけですが、気付いても何か行動に移さなければ状況は改善しませんよね。

 

私自身、長年モヤモヤを抱え、変わりたいと思いながら具体的な行動を起こす事なく、変われない日々を過ごしてきたわけですから。

私の場合は、まずモヤモヤの正体に気付くのにすら時間が掛かってしまいましたが・・・。

(モヤモヤの正体については後の記事で紹介します)

 

さて、問題が分かれば、あとはそれに対処するだけですが、凝り固まった思考を変えること、行動に移すことはエネルギーが要ることで、それなりの覚悟が必要だと思います。

 

周りの目や評価を気にせず、

仕事でもプライベートでも、

もっとワクワクや喜びに目を向けて人生を楽しみたい!

 

そのための覚悟を持つのです。

 

少し大袈裟な気もしますが、変わるための第一歩を踏み出すために自分を鼓舞することは大事です。

 

今の状況を変えたいと思って、決して安くはないお金を払い、ちょっと怪しげ?な心のセミナーを受講すると決めたのも一つの覚悟。

せっかく、貴重な休日の時間を使って学ぶのだから、『変わってやろうやないか』というのも一つの覚悟。

 

覚悟が決まらなければ、身近な人に背中を押してもらうのもよいでしょう。

意思の弱い私の場合は、妻が押してくれたので、なんとか覚悟を決めることができました。

 

 

以前の私と同じように、仕事や日々の生活に疲弊して負の思考パターンに陥っていながらも、

その息苦しさに気づかないふりをしてやり過ごしている人は多いのではないでしょうか。

 

私自身も、まだ凝り固まった負の思考パターンを捨てている最中ですが、少しずつ行動することで改善を実感しています。

 

人は覚悟を持つと変われるのです。

 

殿! お覚悟を!

 

 

まぁ、と言いつつあまり自分を追い込んでも息切れするので、じっくりと楽しみながらやっていけたらいいと思います。

 

【Vol.0】38歳、惑えるサラリーマン、心の学びを始めました

 

訪問ありがとうございます。

 

このブログは、自分自身の心の学びをアウトプットすることで深く腹に落とし込み、行動して定着させていくことを目的に開設しました。

また、このブログを読んでくれる人と学びや気付きを共有することで、自分だけでなく周りにもプラスの循環を広げていければと思っています。

 

最初に、このブログを始めるきっかけとなった経緯について少しお話します。

 

私は、工場やインフラなどを建設する業種の会社員で、技術者として働いています。

 

仕事の規模が大きく、プレッシャー、焦り、不安、ストレスでいつも心に余裕がなく、休日も頭の中は仕事のことで一杯。

心休まらず、些細なことでイライラし、家族に当たってしまっては自分を責める。そんな状態が長く続いていました。

 

ビジネスマンとして、夫として、父親としての理想の自分像と現実の自分とのギャップに落ち込み、できない自分を否定するだけでなく、ちゃんとしなくてはダメ!という観念を家族や他人にも押し付けていました

 

うまくいかない自分に対して自己否定を繰り返すことで、失敗することや周囲の目に怯え、いつの間にか、『やりたい』よりも『やらなければ』の原動力に心を支配され、ワクワクや喜びといった前向きな感情が薄れて精神的に負のスパイラルに陥っている状況でした。

 

 一方で、仕事では大きなプロジェクトの技術的なリーダーを任せられることになり、この先、責任や重圧はさらに大きくなるのに、このままの状態では心が持たないのではないか、チームを前向きに引っ張っていくことなんてできるのか、と不安と焦りを抱え、なんとか変わらなければと思っていました。

 

そんな中、妻の勧めで、とある心の学びのセミナーの受講を決めました。

 

心の講座ということで、スピリチュアル要素も強い内容でしたが、私はゴリゴリの理系脳で、スピリチュアル懐疑派。

不安を覚えながらも、先に受講していた妻が良い方向に大きく変化していった様子を目の当たりにしていたので、思い切って私も飛び込んでみました。

 

この記事を書いている202312月現在、1年間のセミナーの3/4くらいの時点ですが、多くの気付きや学びがあり、自分自身の精神衛生や家族との関係性が改善していることを実感しています。

この学びを忘れないように、このブログで少しずつでもアウトプットしていこうと考えています。

セミナーの内容そのものでなく、講座の中で納得・共感した部分にあくまで自分なりの解釈を加えたことの記録なので、このブログでは心よりも思考に寄った表現が多くなると思います。(実際のセミナーはスピリチュアルの要素も多く、心の体感に重点を置いているので、受講した人それぞれに解釈が変わってくるかと。)

 

また、学んだことをより深く腹落ちさせるために、関係する書籍の読書録なんかもつけていこうと思います。

 

自分自身、そしてこのブログを読んでくださった方に少しでもプラスの影響を与えられたら嬉しいです。